2013年12月9日月曜日

老子の香り


サトルアロマテラピーのテキストで、パチュリの香りのアーキタイプが「老子」になっていたので、これをきっかけに老子好きの私は「もし老子を香りで表現するなら…」と考えずにはいられませんでした。こんな事考えているのは世界中で私だけかも知れませんが 笑

パチュリの香りはアロマテラピーや香り好きの人ならよく知っていると思います。パチュリの葉を発酵・乾燥させたものを水蒸気蒸留で抽出したもので、ベースノートの代表みたいな香りです。西洋の人は特にこのエキゾチックな香りを好むのか、香水のラストノートでパチュリが強くなることは多いですね。

私用としてもかなりの頻度でパチュリは使っています。それはパチュリがグラウンディングを助けてくれるからで、常にリーディングやヒーリングをしていると、しっかりしてるつもりでもよく脚をぶつけたり忘れ物したり気持ちが落ち着かなくなったりしがちだからです。「今ここ」にしっかり集中させてくれる香りですね。

確かにパチュリの、重く土っぽい墨っぽいそしてカビっぽい(笑)香りは老子的であるようにも思います。あと中国も原産国の一つだからでしょうか。もし私が老子の香りを作るなら、(老子は中国の哲学者と言われていますが、オリエンタルなイメージや生産地等に縛られずに自由にブレンドするなら)シダーなど針葉樹の香りは是非入れたい。シダーのスピリチュアルな香りはとても老賢者風なので。

特にブラックスプルースは、私はこの香りをディフューザーで拡散しながら瞑想していると静かな墨絵のような色を感じるのでイメージに合います。でもブラックスプルースだけだと少し軽すぎるので、もっと色々ブレンドしないといけません。追記:ミルラとキャロットシードも是非入れたいです。

パチュリ、針葉樹、その後何か花の香りを入れたいですね。そしてこの香りはバラではない。一番最後に、無垢な赤子の魂を象徴するかのようなマンダリンが香って終わると理想的ですが、ベースノートから先に香り出して最後に柑橘系のトップノートが香るようには出来ないので、頭のなかで想像するだけです。